大阪の中高一貫の学校の中で、東京大学と京都大学の合格者の合計を1学年の生徒数で割った「東大・京大合格率」をランキング形式で紹介します。
東大・京大合格率ランキング
順位 | 学校名 | 1学年 生徒数 | 東大 合格者 | 京大 合格者 | 東大・京大 合格者数 | 東大・京大 合格率 | 中学 偏差値 |
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1位 | 大阪星光学院 | 176 | 12 | 43 | 55 | 31.3% | 63 |
2位 | 清風南海 | 313 | 5 | 23 | 28 | 8.9% | 58-63 |
3位 | 開明 | 268 | 1 | 19 | 20 | 7.5% | 41-52 |
4位 | 大阪桐蔭 | 613 | 2 | 43 | 45 | 7.3% | 42-62 |
5位 | 高槻 | 259 | 4 | 13 | 17 | 6.6% | 58-62 |
6位 | 四天王寺 | 408 | 3 | 14 | 17 | 4.2% | 52-65 |
7位 | 金蘭千里 | 183 | 3 | 4 | 7 | 3.8% | 44-52 |
8位 | 明星 | 356 | 1 | 10 | 11 | 3.1% | 42-56 |
9位 | 清風 | 600 | 2 | 11 | 13 | 2.2% | 38-60 |
10位 | 桃山学院 | 550 | 0 | 10 | 10 | 1.8% | 37-45 |
- 1学年生徒数:直近高校3年の1学年平均生徒数
- 東大・京大合格率:東大・京大合格者数÷1学年生徒数
- 中学偏差値:能開センターの2021年R4偏差値で、コースや入試日程により偏差値は変動するので、一番低い偏差値と一番高い偏差値を表記しています。
大阪星光学院中学・高校
やはり、大阪では、大阪星光学院の王者が続きそうです。
大阪の私立高校では、偏差値ナンバーワンで、公立を入れても北野高校に次いで2番目の偏差値の高校です。 高校入試での募集は、毎年10人前後のため、中学入試で入る生徒がほとんどです。
大阪星光学院の東大・京大合格率が31.3%で、2位とはけた違いなので、ダントツ1位です。
東大・京大合格者55人のうち、現役は36人です。
清風南海中学・高校
東大・京大合格者28人のうち、21人が現役で合格しており、現役率が高いです。
仏教系私学として知られており、座禅を組むこともあるそうです。
キャンパスには農園もあり、野菜作り体験も行っています。
理解が遅い生徒に対して、特別補習や放課後のマンツーマン指導、夏期休暇中の補習、勉強合宿なども実施されており、授業についていけていない生徒へのフォローもバッチリです。
開明中学・高校
生徒の3割ぐらいが高校からの入学ですので、中高一貫と言っても全員が純粋な中高一貫性ではないです。 東大・京大合格者20名のうち、現役合格は12名です。
中学入試により、「スーパー理数コース」と「理数コース」に分かれて入学しますが、中学3年と高校1年に上がる際にクラス替えがあります。スーパー理数コースに在籍している生徒から東大・京大合格者が出ています。
つまり、将来は東京大学や京都大学に進学したいと考えている中学受験生は、開明中学を滑り止め(併願校)として候補に挙げてみてはいかがでしょうか。 中学入試としての偏差値はそれほど高くなく、入りやすい難易度かと思います。
大阪桐蔭中学・高校
東大・京大合格者45人のうち30人が現役合格ですので、現役合格率が高いです。
東大、京大を目指す「英数選抜コース」と、難関国公立大学をめざす「英数コース」に分かれます。
クラス替えは年に1回行われます。
中学2年から高校の内容も習い始め、中学校卒業までに大学入学共通テストレベルの学習内容を修了するようです。
1学年600人を超えるマンモス校で、スポーツ推薦の多いイメージですが、それでもこの進学実績ですから、東大・京大を目指す上でも、おすすめの中高一貫校となります。
まとめ
大阪で東京大学、京都大学に将来進学したい場合、大阪星光学院に中学受験するのが一番の近道かと思います。 合格実績から判断すると、その併願校(滑り止め)として、清風南海中学、開明中学、大阪桐蔭中学あたりが良さそうです。
高槻中学、四天王寺中学、金蘭千里もそれに続き、学力的には東大・京大を目指せそうですが、国立医学部を目指す生徒が多いため、東大・京大の実績が少なめなのだと思います。

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