【中学受験】大阪中高一貫の医学部の大学合格率ランキング(2021年)

大阪の中高一貫_医学部合格率ランキング 中学受験

将来は医学部の大学に進学したいという志を持って中学受験の勉強に励んでいる方のために、大阪の中高一貫の学校の大学合格実績を元に、医学部に合格した人数を1学年の生徒数で割った「医学部合格率」でランキングにしてみました。

この記事で分かること

医学部へ進学する生徒が多い大阪の私立の中高一貫の学校が分かります。 
将来 医学部志望の場合、どの中学に入学させるべきか検討材料の一つとすることができます。

大阪中高一貫「医学部合格率」ランキング(2021年)

順位学校名1学年
生徒数
医学部
合格者数
医学部
合格率
中学
偏差値
1位金蘭千里1835832%44-52
2位高槻2597429%58-62
3位四天王寺40811328%52-65
4位大阪星光学院1763822%63
5位清風6007412%38-60
6位清風南海3133411%58-63
7位大阪桐蔭6136410%42-62
8位開明268259%41-52
9位明星356236%42-56
10位清教学園382123%38-51
  • 1学年生徒数:直近高校3年の1学年平均生徒数
  • 医学部合格者数:国公立、私学問わず、医学部の合格者数
  • 医学部合格率:医学部合格者数÷1学年生徒数
  • 中学偏差値:能開センターの2021年R4偏差値で、コースや入試日程により偏差値は変動するので、一番低い偏差値と一番高い偏差値を表記しています。

金蘭千里中学・高校(男女共学)

金蘭千里は、高校では一切生徒を募集しない完全中高一貫校です。
医学部合格者数の58人のうち現役14人、浪人44人と、圧倒的に浪人生という微妙な結果ではあります。 大阪大学の医学部など、医学部の中での難関なところの実績はあまりありません。
医学科の小論文や面接の指導者を固定し、専門性の高い指導に力を入れています。
医学部への入試対策に力を入れている印象です。
週刊ダイヤモンド2021年10月号の「入りやすいのに医学部が狙える「お得」な中高一貫校100」に選出されています。
入学時の偏差値から、卒業時の偏差値の伸びが大きい中高一貫校としても知られています。
それだけ、勉強に対して、きっちり管理されているということでしょう。
毎朝行われる20分テストが伝統で、この結果は、保護者に毎日配信されます。
これもまた管理手法の一つでしょう。 このプレッシャーを楽しめる競争心のある生徒には向いている学校でしょう。 医学部を目指す生徒が多く、医学部志望同士の良い友人関係にも恵まれる可能性が高いです。
元女子校ということもあり、男女比が偏っており、やや女子が多い傾向にあります。
金蘭千里は、医学部を目指す中学受験生の 併願校(滑り止め)に最適な中高一貫校です。

高槻中学・高校(男女共学)

高槻は、高校では一切生徒を募集しない完全中高一貫校です。
医学部合格者数の74人のうち現役35人、浪人39人と、金蘭千里ほどではないものの浪人が半数を占めています。
内訳の中には、大阪大学医学部2名、神戸大学医学部2名、滋賀医科大学3名、京都府立医科大学2名、奈良県立医科大学3名、大阪医科薬科13名 等、かなり難しい国公立の医学部に合格者がいます。
この実績は、金蘭千里よりも良くて、医学部を目指す上での実績ナンバーワンは、高槻であると思います。
大阪医科薬科大学と同じ法人というだけあって、大阪医科薬科大学の先端設備を用いた実習・研修に参加できるだけでなく、現役の医師から直接学ぶことが可能です。
希望者は、大阪医科薬科大学医学部の教員で現役医師の先生から、現在取り組んでおられる最先端の医学研究について学ぶことが可能です。 
また、解剖学、生理学、生化学、薬理学、微生物学、法医学、衛生学・公衆衛生学、病理学などの基礎医学講座も希望者は受講可能で、これをきっかけに医学の道に興味を示す学生もいるそうです。
元男子校ということもあり、男女比に偏りがあり、男子が多い傾向があります。
大阪で医学部を目指すのであれば、高槻中学への受験が一番の近道だと思います。

四天王寺中学・高校(女子校)

四天王寺高校は、四天王寺中学の約300人に加えて、高校受験で100人ぐらい募集して計400人ぐらいとなります。 
四天王寺高校の英数コースと理数コースは偏差値70ぐらいになっており、かなり難関です。
また、中学受験においても、大阪の中高一貫の女子校としては一番偏差値の高い学校です。
中学受験の募集コースに、一番ハイレベルな「医志コース」は、難関で少人数ですが、コースの名称からして、すでに目的意識がはっきりしています。
生徒たちに日々努力を続けさせることにより、強い使命感と高い倫理観を備えた医療者となるための志・知識・学力・教養の確立を目指します。
昨年実績では、京都大学医学部1名、大阪大学医学部1名、神戸大学医学部3名、滋賀医科大学4名、鳥取大学医学部6名、奈良県立医科大学7名等、医学部113名という大阪で一番 数の多い輝かしい実績を誇っています。
医学部志望の女子は、四天王寺中学を、第一志望としたいです。

大阪星光学院中学・高校(男子校)

大阪星光学院は、中高一貫校ですが、高校受験で約10名ほど募集をして追加をしています。
中学3年間で退学した人を補充する程度の募集です。
大阪星光学院といえば、大阪の中高一貫の中では最難関な学校です。
東大と京大だけで55人の合格者を出しています。
つまり、大阪星光学院に入学した人は、医学部よりも東大・京大を目指す人が多いということでしょう。 しかし、レベルとしては大阪の私立中学としてはナンバーワンですから、入れるのであれば、ぜひ入ってください。 この学校でついていければ、おのずと医学部合格の道は開けるでしょう。

まとめ

男子であれば、高槻中学、もしくは大阪星光学院学院を中学受験して、医学部を目指す。
女子であれば、四天王寺中学を中学受験をして、医学部を目指す。
どちらも、滑り止め(併願校)として、金蘭千里を受験しておき、第一志望が不合格だった場合の保険としておくのがおすすめ。

そらとび
そらとび

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