同志社中学校|同志社大学の系列4校比較まとめ

同志社系列4校比較まとめ中学受験

同志社大学といえば、関関同立の中でも一番偏差値が高い大学のイメージがあり、大学付属の中高一貫の中でも、人気が高いです。(実際は付属ではなく系列です)
そんな同志社大学の系列中学校は4つあります。
「同志社中学校」「同志社国際中学校」「同志社香里中学校」「同志社女子中学校」の4つです。

同志社付属中学校の偏差値 比較

日能研2021年R4一覧を元に、同志社附属4校についての偏差値をまとめました。
見ての通り、同志社附属4校は、さほどレベルに差がなく、偏差値としても、ほどほどに頑張れば合格できそうな位置です。

中学校日程偏差値
男子
偏差値
女子
同志社中学校5050
同志社国際中学校5252
同志社香里中学校前期5151
 後期5453
同志社女子中学校前期WR52
 後期WR56
 前期LA46
 後期LA52

同志社付属中学校の入試科目

中学校科目
同志社中学校国語 80点(40分)
算数 80点(40分)
同志社国際中学校国語 100点(40分)
算数 100点(40分)
理科・社会・英語の
いずれか選択 100点(40分)
同志社香里中学校前期試験、後期試験 共通
国語 120点(50分)
算数 120点(50分)
社会 80点(40分)
理科 80点(40分)
同志社女子中学校
(WRコース)
4科目受検のほか、
国算理の3科目受検も可
国語 150点(45分)
算数 150点(45分)
社会 100点(45分)
理科 100点(45分)
同志社女子中学校
(LAコース)
4科目受検のほか、
国算理の3科目受検も可
国語 100点(45分)
算数 100点(45分)
社会 100点(45分)
理科 100点(45分)

同志社国際中学校の3科目からの選択について

同志社国際中学校の入試科目は、国語と算数は必須で、3科目目については、理科・社会・英語のうち1つを選択して受験することになります。 この3科目は、受験の申し込み時に決めることになります。
英語は、英検準2級程度の問題のため、やや難しい印象です。 理科は年度により難しいときがある印象があります。 実際の受験生の比率としては、理科が5割、社会が4割、英語が1割といった感じです。

同志社中学校は4科目入試から2科目入試に変更

同志社中学校は、2022年入試までは、国語、算数、理科、社会の4科目入試でしたが、2023年入試から国語、算数の2科目入試に変更となりました。

同志社付属中学校の学費 比較

study中学受験の関西私立中学の学費の安いランキングから同志社付属中学4校をピックアップしました。
大学付属中学は、比較的学費が高いと言われています。
4校比較してみると、同志社国際中学校と、同志社女子中学校が、比較的高額な学費となっています。

中学校年間学費関西学費
安いランキング
同志社中学校¥848,000共学69位/82校
同志社国際中学校¥980,000共学76位/82校
同志社香里中学校¥808,800共学63位/82校
同志社女子中学校¥903,600女子校28位/32校
中学校初年度納入金関西初年度納入金
安いランキング
同志社中学校¥968,000共学40位/82校
同志社国際中学校¥1,080,000共学69位/82校
同志社香里中学校¥939,300共学31位/82校
同志社女子中学校¥1,005,750女子校18位/32校

同志社付属中学校の立地・アクセス

同志社中学校

8:40始業と遅めで、地下鉄の最寄り駅直結のため、立地は悪そうに見えますが、アクセスしやすい中学校です。
大阪駅から7:36発、千里中央駅から7:21発、高槻市駅から7:48発でギリギリ間に合います。

登校時間 8:40

住所 京都市左京区岩倉大鷺町89

公式サイト 同志社中学校(アクセス)

同志社国際中学校

同志社大学京田辺キャンバスに隣接しています。
京都はもちろん、奈良や大阪からもアクセスが良いですが、8:20からHRがあるため、家を出る時間は早めになるでしょう。

登校時間 8:20

住所 京都府京田辺市多々羅都谷60-1

公式サイト 同志社国際中学校(アクセス)

同志社香里中学校

最寄りの京阪「香里園駅」から徒歩18分というのがネックです。
香里園駅までは、千里中央駅から約38分、茨木駅から33分、京都駅から38分です。

登校時間 8:50

住所 大阪府寝屋川市三井南町15-1

公式サイト 同志社香里中学校(アクセス)

同志社女子中学校

同志社大学今出川キャンパスの近くにあります。
茨木市駅から37分、高槻駅から26分と短めです。

登校時間 8:30

住所 京都市上京区今出川通寺町西入

公式サイト 同志社女子中学校(アクセス)

大学の進学実績

同志社系列の中学校4校とも、ほぼすべての生徒が同志社高校に進学し、そのまま同志社大学、もしくは同志社女子大学に推薦で進学しています。
ただし、同志社大学に医歯薬系への進学を希望される方や、別の大学に進学したい人が一定数存在するため、同志社大学への進学率は85%前後となっていますが、基本的にちゃんと学校に通い、まともに卒業できる成績なら同志社大学への内部進学は可能です。
同志社大学にほぼストレートに推薦入学できるというのが、同志社系列の中学校4校の人気の秘密です。

学校法人同志社のホームページ記載の内部進学の方針を紹介します。

【Q】10. 同志社大学の学内高校推薦入学はどのような方針でおこなわれていますか。

【A】同志社大学は、同志社の一貫教育の目的を推進するために、各学内高校で学んだ生徒に対して、下記のアドミッションポリシーに明示された4つの点を重視して、推薦入学を実施しています。

●幅広く優れた学力を有し、同志社の建学の精神および教育理念の実現と展開に大学進学後も貢献できる人物として、各学内高校から推薦された生徒。

●キリスト教に関する理解に基づいて、常に良心に従って行動できる生徒。

●自己と他者の自由をともに尊重し、リーダーシップを発揮できる生徒。

●国際社会の中で活躍するために必要な教養を有する生徒。

学校法人同志社Q&Aより引用
中学校大学進学実績
同志社中学校同志社大学(推薦)319名
同志社女子大学(推薦)8名
他大学53名
同志社への内部進学率 約86%
同志社国際中学校同志社大学(推薦)238名
同志社女子大学(推薦)6名
他大学37名
同志社への内部進学率 約87%
同志社香里中学校同志社大学(推薦)289名
同志社女子大学(推薦)9名
他大学7名
同志社への内部進学率 約95%
同志社女子中学校同志社大学(推薦)219名
同志社女子大学(推薦)14名
他大学67名
同志社への内部進学率 約78%

カリキュラム

大きな特徴として、同志社中学校と、同志社女子中学校(LAコース)は週5日制で土曜日が休みです。
それ以外は、土曜日の午前中は授業があります。

中学校カリキュラム
同志社中学校学校週5日制
中学1年:45分×30コマ
中学2年:45分×30コマ
中学3年:45分×30コマ
高校1年:45分×30コマ
高校2年:45分×30コマ
高校3年:45分×30コマ

(月~金曜日)
8:40→16:00
(土曜日)
休み
公式サイト(中学カリキュラム)
公式サイト(高校カリキュラム)
同志社国際中学校学校週6日制
中学1年:45分×32コマ
中学2年:45分×32コマ
中学3年:45分×32コマ
高校1年:45分×34コマ
高校2年:45分×34コマ
高校3年:45分×34コマ

(月~金曜日)
8:20→15:30からのHRと掃除終了後
(土曜日)
8:20→10:50からのHRと掃除終了後
公式サイト(中学カリキュラム)
公式サイト(高校カリキュラム)
同志社香里中学校学校週6日制

中学1年:50分×32コマ
同志社女子中学校
(WRコース)
学校週6日制
中学1年:50分×35.7コマ
中学2年:50分×36コマ
中学3年:50分×35コマ
高校1年:50分×38コマ
高校2年:50分×38コマ
高校3年:50分×35コマ

(月・火・水・金曜日)
8:25→15:25
(木曜日)
8:25→16:35
(土曜日)
8:25→12:00
公式サイト(カリキュラム)
同志社女子中学校
(LAコース)
学校週5日制
中学1年:50分×31.7コマ
中学2年:50分×32コマ
中学3年:50分×31コマ
高校1年:50分×33コマ
高校2年:50分×33コマ
高校3年:50分×33コマ

(月・火・水・金曜日)
8:25→15:25
(木曜日)
8:25→16:25
(土曜日)
休み
公式サイト(カリキュラム)

生徒数と男女比

生徒数は、同志社中学校が1学年8クラスで約300人と多い生徒数になっています。
逆に、同志社国際中学校は、その半分ぐらいと少なめになっています。

中学校生徒数と男女比
同志社中学校1学年 約300人
8クラス
約38人/クラス
男女比1:1
同志社国際中学校1学年 約135人
4クラス
約34人/クラス
男:女=4:6
同志社香里中学校1学年 約250人
6クラス
約41人/クラス
男女比1:1
同志社女子中学校1学年 約250人
6クラス
約41人/クラス
女子のみ

クラブ活動(部活動)

運動部

運動部同志社
中学
同志社
国際中学
同志社
香里中学
同志社
女子中学
硬式野球部
高校のみ
ソフトボール部
サッカー部
硬式テニス部
ソフトテニス部
陸上競技部
バレーボール部
バスケットボール部
卓球部
高校のみ
バドミントン部
剣道部
柔道部
レスリング部
ラグビー部
アーチェリー部
ゴルフ部
高校のみ
ラグビー部
アメリカンフットボール部
レスリング部
ハンドボール部
高校のみ
体操競技部
器械体操部
スキー部
水泳部
ラクロス部
ワンダーフォーゲル部
ダンス部
フェンシング
山岳部
少林寺拳法部
高校のみ

文化部

文化部同志社
中学
同志社
国際中学
同志社
香里中学
同志社
女子中学
美術部
書道部
高校のみ
地学部
地歴部
英語部
ESS部
演劇部
文芸部
化学部
生物部
物理部
サイエンス部
天文部
茶道部
華道
写真部
高校のみ
吹奏楽部
管弦楽部
軽音楽部
高校のみ
マンドリン部
箏曲
ハンドベル
コーラス部
聖歌隊
将棋囲碁部
宗教部
放送部
クッキング部
家庭科
MCI部
MUN(模擬国連)部
ボランティア部
YWCA
旅鉄部
奇術同好会
コミック
技術同好会
国際探求同好会

同志社中学校の特徴

  • 「ノーチャイム制」のため、先生も生徒も自分でタイムマネジメントが必要
  • 教科センター方式」のため、教科ごとの教室に移動して授業を受ける
  • 教化センター方式のため、クラスルームの代わりに、ロッカールームがある
  • 中学図書館が蔵書4万冊、高校図書館が蔵書8万冊と、どちらも全国トップレベルの環境
  • 同志社標本館には、約8000点の動物の剥製・骨格標本が収蔵展示
  • 私立中学としては珍しく土曜日が休みの週5日制
  • 同中プロジェクト」として、放課後に実験や外部講師による公演など、1日1回ぐらいのペースで、授業では学べない知的好奇心をくすぐる場が提供されている
  • 愛知や岐阜など遠いところからの新幹線による通学者が普通に存在する
  • 下校は、17:30(冬期は17:00)と一般的な学校より早め(通い通学者への配慮)
  • 希望者による海外研修が豊富で、毎年 100名ほどが海外研修をうけている
  • 各学年に宿泊行事がある。中学1年は4月に「オリエンテーション・キャンプ」(1泊2日)、7月に「由良(海の)キャンプ」(2泊3日)、中学2年は7月から8月上旬にかけての「唐松岳登山キャンプ」(3泊4日)がある
  • 修学旅行はない。代わりに、中学3年の12月末に沖縄研修旅行かスキーキャンプのどちらかに参加する。両方同じ日程で3泊4日で行われる

同志社国際中学校の特徴

  • 帰国子女の受け入れを主たる目的として設置された学校
  • 3分の2が海外での生活経験がある「帰国生徒」、3分の1が「国内一般生徒」
  • 47ヶ国から帰国した生徒が在籍しており、グローバル感覚が身につきます
  • 姉妹校・提携校からの交換留学生を受け入れており、校内での国際交流もある
  • クラスを習熟度別に分けて授業し、習熟度に合わせて定期的なクラス替えがある
  • 第2外国語としてドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、韓国語も学ぶ
  • 化粧、メイク、染髪、マニキュアなどもOK(校則が国際的)
  • 中学2年、3年、夏編入など、頻繁に編入学があります
  • 中学2年に長崎、高校2年に沖縄に研修旅行(3泊4日)があります
  • 平和教育・人権教育がきっちりしている(長崎と沖縄もその一環)
  • 英語が上手な生徒が多い。半数以上の生徒が英検2級以上の実力、準1級、1級の生徒もいる
  • 海外に両親がいる場合や、日本でも遠方(通学に1.5H以上)の高校生の場合、寮に住むことが可能

同志社香里中学校の特徴

  • 同志社大学付属中学4校の中で、唯一大阪にある中学校
  • 昔は男子校でしたが、2002年に共学化となりました
  • 週刊ダイヤモンド2015年8月22日号「息子・娘を入れたい学校2015」で全国1位
  • 生徒・保護者の満足度(アンケート)が異常に高い
  • 小さな失敗を推奨しており、先生は生徒に任せる校風となっている(部活・イベント等)
  • 入試は、前期・後期の2回あり、第一希望の生徒はみんな両方受験するとのこと
  • 同志社系の4校の中では、勉強面、校則面で、一番厳しいと言われています。
  • プレゼンテーションの点数は、生徒同士で行うとのこと。これも生徒の成長のため。
  • 同志社系共通ですが、キリスト教の理念を大切にしています
  • 同志社系すべて制服はないですが、同志社香里中学だけ「標準服」があります。ただし、購入は任意
  • 中学3年の修学旅行は北海道、高校3年の修学旅行はハワイ が定番
  • 中学入学後と高校入学後すぐに、入学オリエンテーション合宿(2泊3日)がある(1泊の場合もあり)

同志社女子中学校の特徴

  • 関関同立の大学付属系の中学校で唯一の女子校
  • 型にはめずにのびのびと育てる教育方針。自由な環境の中で自ら考える力を身につけ、自身を律する強さとしなやかさを備えた女性を育みます。
  • 同志社系共通ですが、キリスト教の理念を大切にしています
  • WRコースとLAコースがある
  • LAコースは週5日制で土曜日が休み。WRコースは週6日制で土曜は午前授業あり
  • WRコースは、他大学への受験も視野に入れた指導がある(もちろん同志社への推薦入学も可能)
  • WRへの受験で、WRが不合格でも、LAへのスライド合格がある(LA受験生との差別もない)
  • LAコースとWRコースの試験問題は同じ
  • LAコースとWRコースは、希望と成績審査により、中3と高1への進級時にコース変更が可能
  • 入試は、前期・後期の2回あり、第一希望の生徒はみんな両方受験するとのこと 
  • 進学先は、同志社女子大学ではなく、同志社大学の推薦入学がほとんど
  • 同志社大学への推薦入学の学部については、学部ごとの人数指定があるため、同じ学部への希望者が多い場合は成績順で決められる。
  • 高校3年生の12月に同志社大学の推薦入学が内定する
  • 小学校の成績が良いなら、自己推薦入試がおすすめ。落ちても一般入試でリベンジ可能
  • 自己推薦入試の小学校の成績とは「3段階評価✕9教科✕2年分(小学5,6年)=45以上(54点満点)」が基準の目安。ただし、2021年は43が基準だったようです。毎年違うので諦めないように。小学校の成績を点数化して「五ツ木・駸々堂テスト結果」と合わせて順位が決まります。模試の偏差値65は欲しいです
  • 自己推薦入試を申請して、受験資格をクリアすれば、過去は ほぼ全員が合格している
  • 修学旅行は、中学2年に長崎を中心に訪問。高校2年で沖縄を訪問
  • 高校1年の希望者にスキー学舎が開かれます
  • 約1000㎡で8万冊の蔵書がある図書・情報センターが授業でも活躍している
  • 希望者による語学研修がある。夏休みを利用して、中学生は「オーストラリア語学研修(10日間)約30名」、高校生は「イギリス語学研修(15日間)約30名」に参加できる
  • アメリカのヌエーバ校との交換留学があり、ホームステイの受け入れをしてホストファミリーになることも可能。海外研修に出向くのが心配であれば、まず受入れしてみるのもおすすめ
  • 同志社大学の敷地に隣接していることを活かして、法・経・商学部など毎年高大連携講座が開催されている
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