大阪の中学受験で、1位の高槻中学校についで2番目に受験者数を多く集めた中学校が、今回紹介する「清風中学校」です。第1志望としても人気ですが、難関校の併願校(滑り止め)としても人気の私立中学となります。
大阪の私立中学受験の人気ナンバー2である清風中学校の過去からの偏差値の推移をまとめました。
尚、使用した偏差値は、日能研R4偏差値となります。
清風中学校の受験コース
清風中学校は、理Ⅰ、理Ⅱ、理Ⅲ、国際の4つのコースがあり、理Ⅲの中にも特に優秀な生徒を集めた理Ⅲプレミアムのクラスがあります。
つまり、実質5つのコースがあるという理解で大丈夫です。
理Ⅲプレミアムクラス又は国際6か年コースの合格者の中から成績上位10名程度を特別給費生として認定されます。
そのため、奨学金に興味がある家庭にとっても、清風中学校は人気があります。
清風中学校の理Ⅲプレミアムの偏差値推移
清風中学校の「理Ⅲプレミアム」への受験は、2回チャンスがあります。
一つ目は、例年 解禁日の土曜日初日の午後に行われる「前期プレミアム・理Ⅲ選抜試験」です。
二つ目は、解禁日の土日を過ぎた平日に行われる「プレミアム最終選抜試験」です。
どちらも、あえて解禁日初日の午前中ではない日程にしており、難関校に受験する生徒の併願校(滑り止め)にしてもらうことを想定した日程になっています。
偏差値としては、例年 平日に行われる「プレミアム最終選抜試験」の方が入りやすそうです。
だいたい偏差値としては59前後であり、難易度としては、清風南海中学校の特進コースと、スーパー特進コースの中間ぐらいではないでしょうか。
2022年の清風南海のスーパー特進コースの偏差値は60で、特進コースが55であることから、清風南海中学校でたとえるなら、スーパー特進コースに近いレベルではないでしょうか。
高槻中学校のA日程の偏差値が57なので、高槻中学校よりもやや上位のレベルです。
清風中学校の「理Ⅲプレミアム」が、相当レベルが高いということが伝わったでしょうか。
清風中学校の理Ⅲの偏差値推移
清風中学校「理Ⅲコース」を目指す場合、試験は4回チャンスがあります。
もし、清風中学校が第一志望である場合、4回受験することも可能です。
もちろん3回不合格でも、4回のうち1つでも合格であれば入学することができます。
ちなみに、「前期プレミアム・理Ⅲ選抜試験」と「プレミアム最終選抜試験」については、成績上位で合格したら、プレミアムコースに入学することもできます。
偏差値推移グラフに「プレミアム最終選抜試験を受験して理Ⅲ合格」のパターンがないのは、データが少ないためで、実際の偏差値は50~54ぐらいで推移しています。
理Ⅲコースの過去の推移をみると、だいたい偏差値52ぐらいで考えてよいでしょう。
試験名 | 2023年日程 |
---|---|
前期試験 | 1/14(土)午前 |
前期プレミアム・理Ⅲ選抜試験 | 1/14(土)午後 |
後期チャレンジ選抜試験 | 1/16(月) |
プレミアム最終選抜試験 | 1/17(火) |
清風中学校の理Ⅲコースの偏差値52というのは、他の中学校でいうと、清風南海の特進コース(偏差値55)よりやや低く、金蘭千里の後期(偏差値48)より高いという位置関係です。
清風中学校の理Ⅱの偏差値推移
清風中学校の理Ⅱコースの偏差値推移をみると、偏差値43ぐらいで考えてよいでしょう。
金蘭千里の前期日程(偏差値42)とほぼ同等です。
清風中学校の理Ⅰの偏差値推移
清風中学校の理Ⅰコースの偏差値推移は、やや低下傾向にあり、現在のところ偏差値36~37ぐらいになります。
理Ⅰコースで入学したとしても、中学2年までの学習の進度は、理Ⅲと同等です。
しかも、毎年 成績によりコース入替があるため、理Ⅰ入学者も、成績上位になれば、理Ⅲへのコース変更が可能です。
清風中学校の特徴をまとめましたので、興味がありましたらご覧ください